朝ごはんを食べながらテレビを見ていたら
民報テレビ局の論説委員(東大経済学部卒)の人が
「国債を発行したら借金を返さなくてはいけない、それを増税で賄おうという議論が出始めている・・・」てなことを言っていました。
国債を発行したら借金が増えて
国民一人当たりの借金はすでに1000万円になっている・・・
これです、この理屈が経済オンチにはわからない。
こんな事を言う経済学者を私は見つけられないでいます。
どうも、この説を盛んに流しているのは
財務省とマスコミなのでは?と思うのですが・・・
「国債発行 借金」でググってみたら
財務省のページに
でました、ワニの図です
![財務省ワニの図](https://yasashiitanoshimi.com/wp-content/uploads/2022/11/2022-11-02_10h48_33.jpg)
「借金で穴埋め額がどんどん広がってワニの口みたいになっているでしょ」という図です。
でもこれは高橋洋一さんがけちょんけちょんに否定していました。
矢野康治さんという方が日本の財政危機を言っているようです。
第290回 緊急生配信 国家財政が破綻するの嘘
高橋先生いわく
一般会計だけが政府の財布ではない
特別会計、政府関係予算等、100個くらいあって
全部合わせてみないといけない
(特別会計って塩爺が離れですき焼き、母屋はおかゆって揶揄したヤツですね)
ワニの図は企業でいうと一部の損益計算表とおなじ
本当に財政状態を見るには貸借対照表を見ないといけない
![政府の連結バランスシート](https://yasashiitanoshimi.com/wp-content/uploads/2022/11/2022-11-02_16h54_28.jpg)
これが高橋先生の作った政府の連結バランスシートです。
これは1995年に作って
財務省が絶対隠せといったので日の目を見なかった
10年後、小泉政権のときに公表した
銀行券というのはお札、形式負債(利払い、償還なし)なので負債にカウントしない
「すると資産1500兆と負債1500兆でなんの問題もありません」
それって・・・
海外には日本の国債を説明するときには当然これを使って説明して
「日本の国債はだいじょうぶです」というんだそうです。
でも、国内向けにはワニの図を出してくるって・・・
今朝もテレビで東大経済学部卒の人が言ってたし・・・
(この人はどんな理屈でこれを理解してるんだろう?)
根拠の間違ってる(かもしれない)説をまことしやかに語る
財務相やマスコミというのは
我々にとってよくないんじゃありませんか?
「我々世代のツケを子や孫に残してもいいのか?」
このセリフは増税のたびごとに聞いてきました。
でもこのセリフの根拠があやしいものでしかないなら
こんなこと言う人達は信用に値しないと思います。
麻生さんの説明も面白かったので
麻生太郎氏による「日本の借金」の解説が超わかりやすい
「経済をわかってない奴が煽っているだけ」
国民は債権者であって、借金などしていないという説明です。
ちなみに問題となっている
矢野康治さんの「財務次官、モノ申す『このままでは国家財政は破綻する』」(『文藝春秋』2021年11月号)は
あえて今の日本の状況を喩えれば、タイタニック号が氷山に向かって突進しているようなものです。氷山(債務)はすでに巨大なのに、この山をさらに大きくしながら航海を続けているのです。タイタニック号は衝突直前まで氷山の存在に気づきませんでしたが、日本は債務の山の存在にはずいぶん前から気づいています。ただ、霧に包まれているせいで、いつ目の前に現れるかがわからない。そのため衝突を回避しようとする緊張感が緩んでいるのです。
このままでは日本は沈没してしまいます。ここは声だけでも大きく発して世の一部の楽観論をお諫めしなくてはならない、どんなに叱られても、どんなに搾られても、言うべきことを言わねばならないと思います。
こんなこと書いてるんですね・・・
こちらは中野剛志さん
誰も指摘しない“あまりにもヤバい”問題の本質からお借りしました。
「財政をあずかり国庫の管理を任された立場」財務次官の矢野さんが
日本国の国債の信用をなくすような発言をすることは由々しきことだと言っています。
一番上の画像は政府の残務残高と長期金利のグラフです。
矢野さんが言うように
日本が財政破綻に向かっているなら
なぜ長期金利がさがったままなのか?というグラフです。
絵を描きます