１１月になると私はカレンダー作りに励み始めます。
題して「動物カレンダー」
もう十数年作っているのですが
考えてみると
私はまぬきさんの写真以外からは
ほとんど動物を描いていません。
絵を描き始めて早い時期に
動物を描きたいと思って
ネットで画像を探してまぬきさんのホームページに出会いました。
動物写真のホームページです。
このHP内にある画像は商用以外での使用ならばご自由にお使 い下さい
と書いてあります。
らっきー！！
まぬきさんに「写真から絵を書かせてもらってもいいですか」と聞いてみたのが始まりです。
動物写真のホームページは当時まぬきさんの住んでいた
関東圏の動物園で撮った写真がメインです。
その後、まぬきさんは北海道に戻られ
北海道の野生の動物が写真のメインになりました。
いまはこちらです
まぬきさんのTwitter
Youtubeでは動物大好き！でドローンの空撮が見れます。
キタキツネやエゾジカ
野鳥、水鳥、魚や昆虫
いろんな野生の北海道の動物が登場します。
私はカレンダーを作るために
この時期、まぬきさんのこの一年の春先から晩秋までの写真を見ます。
絵に描きたい写真を自分のパソコンに保存させてもらって
印刷して描きます。
印刷すると色とか画質とか変化してしまいますが
紙の媒体で見るほうが疲れないのです。
実際は空が広がり大地が続く景色を写真は切り取ります。
絵を描くにはその写真をさらに動物の部分だけを極端に切り抜きます。
元の写真に広がる空も草原も森も全部が殆ど消えてなくなるので
内心は「これでいいのか？」
せっかくの画像をつまらなくしているようで疑問です。
それでも、元の写真の画質がいいので
小さくなった動物を描ける大きさまで引き伸ばしても
十分きれいな資料になります。
動物の絵をもし描きたいなら
ぜひ一度まぬきさんのホームページやTwitterをご覧になってくださいませ。
「描いてみたい！」画像がきっと見つかると思います。
２０２１年、まぬきさんのキタキツネの写真は圧巻でした。
私はカレンダーを作り終えてから、もう一度キツネばかりを
年末から春まで描きました。
キツネから「もっともっと、たくさん描きなさい！」
そういう指令が来たような気がしたのです。
春はこのブログづくりで中断し、あとはクロッキーで夏、秋が過ぎました。
そしてまた、キツネを描く季節となったわけです。
私は写真のことは何もわかりません。
いつもただただ感心するばかりです。
どうやってこんな素敵な写真を取るんだろう？
まぬきさんが動物好き、写真好きだとしても・・・
昨年、私はキツネのお母さんに魅了されました。
キツネのお父さんも実に愛らしいキツネです。
子どもたちは犬でも猫でもそうですが
小さいうちは自我が育っていなくて
かわいいけれど、からっぽの可愛さです。
可愛さ丸出しという感じです。
まぬきさんはキツネのお母ちゃん、お父ちゃんと呼びます。
この２匹が今年も登場するのです。
特にお母ちゃん
お母ちゃんはまぬきさんのことを覚えていて知っています。
きれいなきれいなキタキツネのお母ちゃんが
別れ際、まぬきさんを見送ってくれるのです。
見送る写真がいっぱいあります。
広い広い画面の中央でまぬきさんを見送るキツネのお母さんの佇まい
夢物語のよう
花咲く草原、草地の原野で
いつかは壊れる夢物語を危惧しながら
私にはこの世のものでないような
淡くかぎりなく繊細な
こんなものを見せてもらっていいのかしら？と思うほどの
なにか貴重なものを感じて胸が一杯になります。
その何かが「今年もいっぱい描きなさい」と私に言って来るのです。
昨年は「たくさん描けばわかることがある」と思って描きましたが
何もわからなかった一年でした。
ただキツネ信仰というのはなんとなく理解できました。
拝みたくなるというか
人の心につながる目線があります。
さて、今年は？？
ちょっと出遅れているので
これから頑張ります。
絵を描きます