ipadでお絵描きをおすすめする理由

ipadでお絵描きをおすすめする理由 procreate

真島昌利さんの歌に「クレヨン」というのがありまして
歌詞が身につまされるのです・・・

クレヨンでも色鉛筆でもセットで買った新品はとてもきれいで素敵ですが
いざ、描いてみると、自分の描いた線はきれいじゃない。
色を一生懸命塗りつぶして見ても、なんか素敵じゃない。
きれいじゃない、すてきじゃない・・・
私が使うときれいじゃない・・・
思い通りに行かない・・・
そうして、クレヨンや色鉛筆からだんだん心が離れて触れなくなっていく

そういう経験したことはありませんか?

デジタルで描いていて思うのは
もしかしたらこれはこの苦手意識を払拭してくれるのではないかということです。


好きなように
自由に
何も気にせず
線を引くこと
色を塗ること
やり直すこと
変化させること
そうして、一瞬ですべてを打ち消すこと
全部できて、心が傷まない

それはデジタルに実態がないからだと思うのですが
失敗しても、あまり心が傷まないのです。
この軽さがデジタルの良さだと感じだしています。

AIなら何でも上手に描いてくれるんでしょうが
AIに描いてもらって、すごい完成度の高い絵ができあがっても
そんなに幸せな気分になれない人には
やはり自分で描くことが喜びで楽しみです。
AIと色鉛筆、クレヨンの間にデジタルがあるように思います。
実態はないんだけれど、AIほど自分とはかけ離れない存在がデジタルです。

使い方が少々大変で
まずはタブレットが使えないと困るし
デジタルのお作法に慣れるのも一苦労なんですが
最初の山さえ乗り越えられれば
あとは知らないことが山のように押し寄せても
最低限の知識があれば
絵は描けます。
 

ipadで描いた絵

私は元々写真のように写実的に描くことには興味がありません。
絵は嘘の世界だと思っているからです。
下手でも自分で形を取って、色を塗るのが、自分の楽しみです。
でもデジタルなら
トレースは簡単!
色塗りも画像からスポイトで色をとれます。

色も形も消しゴムで消すことなく変えられます。
書き上がってから、修正することができます。
「なんとでもできる」すぐれものです。
これは実際にデジタルで描いてみてつくづくわかった感想です。


なんとでもできる、こだわっても、こだわらなくても


この気楽さはたのしいです。

たぶんこの数年でAIが世界を大きく変えていくのでしょう。
想像できないほどの変化があるかもしれません。

この早い変化の時代に
少々自分のスキルを上げたところで
自己満足でしかないでしょう。

でもAIを使いこなせることに幸せをあまり感じないなら
世の中の流れを横目で見ながら
自分の自己満足の世界にどっぷり浸かるのも
この先の過ごし方として悪くないように思います。

クレヨンに挫折した方
色鉛筆にも絵の具にも挫折した方に
でも最近はデジタルがあるよとささやいてみたい今日このごろです。



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