柴崎春道先生のことは知っておられる人も多いと思います。
この方ですね。
Youtubeを5年前に始めて早い時期から英語の字幕をつけて
世界の人がコメントを寄せる大人気のYoutuberです。
何といっても絵が素敵。
大胆にかつ繊細に魔法のように絵が完成していきます。
プロの画家であり絵の先生でもあるので教え方もとても親切です。
画材のことや透明水彩絵の具の扱い方は一通り先生の動画で学べます。
初めての人は「超基礎編」とか「5分でわかる水彩画」シリーズがおすすめです。
中でもこの「簡単でリアルに樹木を描くコツ 」は人気で600万回以上の再生回数を誇っています。
先生がすごく人気があるのは
絵を描かない人にも先生の動画を見たいと思わせるものがあるからだと思います。
笑顔や声や語り方に癒やされに来る人達がいるようです。
そしてニコニコしながら新しいことにどんどん挑戦する姿には感動します。
こんな素敵な人がYoutubeで世界を舞台に
活躍しているのは日本人の誇りに思えます。
先生が一番我々に教えようとしていることは
「明るいところと暗いところをしっかり絵の中に作りなさい」
ということだと思っています。
コントラストです。
これが扱えれば、絵の中に立体が生まれ、絵がドラマチックに生きてきます。
でも、私にはつかえないんですよね~~
先生はすごい色を顔とか白い部分の日陰になっているところに塗るんだよ。
それもはじめに。だんだん塗り重ねて暗くなんてしないんだ。
真似てやっても全然使えないな
先生が塗るとちゃんと陰になるけど、オイラがやるとシミになるんだ
明暗を白黒ベースでつけようと思えばできないこともないのですが
柴崎先生はブルー系のしっかりしたカラーで陰を描きます。
これはとても真似ができないです、
柴崎先生は全体を作ってから、部分を描き起こします。
「描き起こしていきますね~~」とおっしゃりながら
細部が明確になっていくさまは驚嘆します。
オイラは最初から最後までただ描くだけ
起こすって言われてもベタっとした画面は起きてくれないよ
描き起こすってぼんやりとしたところから、形が立ち上がってくるんだよね~~
何を描いているのかわからないところから
ある一瞬から、見る見る絵ができあがっていくさまは何度見ても
驚くばかりです。
透明水彩は明るいところは紙の白を塗らないで残すんだけど
柴崎先生の絵にはすごく効果的に紙の白が残るよ。
すごく計算されててあっと驚く展開になるよね?
柴崎先生は頭いいんだと思うよ。出来上がりが描く前に頭の中に入ってる。
こんなに描けるんだ~~と驚くのと同時にショックも受けるよ。
素晴らしいって心を動かされることだから 美しさの中に悲しみがあるときもあるね
↓の絵は私が描いた絵ですが左は元の絵、右は自動でコントラストを修正してみました。
機械的にいじっているので全体が暗くなっていますが
本当はもう一歩自分後からで明暗をつけたいのです。
今回この記事を書くのに先生の動画をいくつか見たのですが
クレヨンとかオイルパステルで描いている動画があります。
ぺんてるクレヨンとかサクラクレパスとかおなじみの画材なんですが
先生にかかるとすごい絵が誕生しています。
その最初の塗り方、
明るい色を何色も薄く塗り重ねてベースを作っていくのですが
それがとっても大切な秘訣のように気になって・・・
なんですけど・・・
これをマスターすれば、混色の絵の具でも進歩できるんじゃないかと思えます。
柴崎先生のクレヨン、クレパス系の動画も非常におすすめです。
絵を描きます