昨日、ヤクルトスワローズの日本シリーズ進出が決まりました。
私は野球ファンではありませんが、夫がスワローズファンなので
少しはゲームを見たり、聞いていたりします。
野球ファンではなく
私は絵描きなので
「誰かいい顔、描きたい顔の人はいないかな?」という興味で
画面を見ます。
ときに印象に残るシーンを目撃したりもします。
今年、とりわけ印象深かったのは
スワローズがリーグ優勝を決めたときの山田哲人選手の涙です。
村上宗隆選手に抱かれる山田選手の姿です。
「やっぱり助け合いというか、
主将としてみんなを引っ張っていくのが目標だったんですけど、
逆にみんなの足を引っ張ってしまった。
そこで宗(村上)にも助けてもらいましたし、
本当に勝てたこと、優勝できたことを感謝したいと思います」
これは後で知った山田選手のコメントです。
でも、画面からこの言葉通りの「辛かった」気持ちがダイレクトに伝わりました。
責任感からくる重圧がすごかったんだという
あらためての確認のようなものを感じました。
そして「(優勝して)ホッとして、力が抜けた」
その言葉通りの人の姿を見せていただきました。
山田選手の強さと繊細さ
一流の人が見せてくれた尊い姿だと思いました。
私の山田選手を見る目が一変した瞬間です。
村上選手はクマさんのように包容力があって
この人に抱かれたら(気持ちよくて)ひとたまりもないなあ・・・と
抱かれる山田選手を眺めていました。
山田哲人、重圧を耐え抜き感極まって村上の胸で涙&ハグ 2022.9.25
今、あらためて映像を見るとほんの一瞬に感じます。
大体、以前から村上選手はピッチャーが窮地に陥るとマウンドに声をかけに行きます。
若い村上選手がベテランのピッチャーさんに
なんと言って声をかけるんだろうといつも不思議に思ってました。
元野球選手のYoutuberの方(誰か忘れました)が
「山田って寿司屋のバイト並みの体だろ?バイトと見分けつけられないよ」
「山田ってみんなを引っ張っていくようなリーダータイプじゃないんだ」
そんなことを言っていたように覚えています。
村上選手は今年スワローズがコロナ禍のとき
孤軍奮闘で引っ張りました。
個人成績、三冠王もとりました。
この日、最後の最後に56号ホームランを打ちました。
若いけれど、彼の右に出る者はいない選手になっています。
絵は久々に人を描いてみました。
クロッキーを4ヶ月しているから
まあ描けるだろうって。
なるべく消しゴムを使わないでラフに描きました。
もっとジェスチャーふうに描ければいいんですけど。
絵を描きます